来年度予算案の年度内成立は時間切れとなった。きのうの午前中、参議院自民党が野党に対し断念を伝えた。その後、来月11日に来年度予算案が自然成立するまでのつなぎとなる暫定予算案が賛成多数が可決・成立した。暫定予算の成立は第2次安倍内閣の2015年以来11年ぶり。総額8兆5641億円の内訳は地方交付税交付金が5兆1028億円、社会保障関係費が2兆7565億円。4月からの高校授業料無償化に必要な費用などが計上されている。総選挙で圧勝した数の力で衆議院の審議は乗り切ったが、少数与党の状況が続く参議院では野党側の要求を受け入れざるを得なくなった。当初から厳しいと指摘されていた審議日程を強行突破しようとした高市総理に対し、参議院の自民党幹部から不満の声も上がっている。衆議院選挙で大勝して以降、高市総理にとって初めてのつまずきとなった年度内成立断念。参議院では与党が過半数に4人足りない状況だが、日本保守党を巻き込む多数派工作を続けている。
