茨城県の潮来市で自治体指定のごみ袋がこの4月から約3倍の価格に。これを受け駆け込み需要で売り切れが相次ぐ事態となっている。騒動の現場は茨城県潮来市。住民からは早速、不満の声が。問題となっているのは資源用のごみ袋。中でも、缶・瓶・ペットボトル用の袋10枚入り84円は4月から270円に、実に3倍以上の価格になる。そこで1枚に沢山入れられるようペットボトルを潰したり、袋を伸ばしたり。更に値上げする前に買っておこうとする人たちが殺到し、品切れになるお店が続出している。ちなみに燃やせるごみの袋は大サイズ10枚入りで250円で、こちらは値上げされないので在庫は十分あるそうだ。では何故いきなり3倍もの値上げとなったのか。市によると、燃やせるごみの袋の価格にはごみ処理の手数料が含まれているが、今回値上げとなる資源用のごみ袋の価格には手数料は含まれず、袋の製造原価だけだという。そして、これまで原材料費などの高騰分を市が負担することで価格を据え置きにしてきたが、限界がきたため、一気に3倍もの値上げになってしまったという。今や多くの自治体で取り入れられているごみ有料化。やり方次第で成功している自治体もある。