投票を促す「選挙割」が拡大している。選挙割とは投票に行くと受けることができる選挙割引のこと。「博多ラーメン 一風堂」では替玉一玉もしくは半熟玉子一個が無料になるサービスを実施する。「幅広い世代が政治や日本の未来について考えるきっかけとなり、人々が笑顔になれる社会づくりに貢献できれば」ということで、今回で6度目の参加だという。長野・茅野市にある朝倉石油・蓼科SSではガソリン・ 軽油が1リットルあたり3円割引になるというサービスを行っている。さらに東京・世田谷区の「きくや文具店」では投票率によって割引率が10％から最大30％まで変動するという。選挙割協会・佐藤章太郎代表理事によると、参加店舗数は2012年の衆院選で選挙割を始めた時は埼玉県で4軒だったが、2022年の参院選では全国で約2500軒まで拡大している。「今回の衆院選ではボランティアの有志が企業と連絡し、参加店舗が増え続けている。最終的には前回以上の数を目指したい」としている。中室氏は「大学の授業で学生に呼びかけてはいるが、言葉だけだと伝わらない部分があるので選挙割などの仕組みは投票率アップと若者の消費拡大の2つの側面でメリットがあると思う」などと話した。