16日、横浜でライブを行っていたのは音楽と笑いを通して仏教の魅力を伝えるバンド「THE南無ズ」。歌には必ず仏教の知識やメッセージが込められている。メンバーは虚無僧姿でベースを担当する虚無弦僧四、作曲・作詞・ギター担当の涅槃崎悟は葬儀会社に所属している。ボーカルやMCなどを担当する彼岸田盆さんは現役の僧侶で、実家である愛媛県の曹洞宗の寺で副住職を務めている。THE南無ズは2018年に結成。ファンは檀家、ライブは法事、チケット代はお布施と呼ばれている。活動を続ける中でTHE南無ズを見てお坊さんになった人が出たという。一方で、全国のお寺は大きな問題に直面している。浄土宗正覚寺住職で大正大学招聘教授の鵜飼秀徳氏によると、今7万7千あるお寺が30年後ぐらいまでに4万台前半まで少なくなると試算されているという。寺が減る背景には檀家の減少や後継者不足などがある。そんな中、THE南無ズは仏教に関心を持ってもらおうと楽曲に仏教の教えなどを盛り込んでいる。ライブでは観客とのかけあいも仏教にちなんだものをコール&レスポンスならぬコール&寺ポンスも。歌を聴いて笑って楽しみながら仏教に触れる。お寺にすごく行くようになったなど、ファンにも変化が表れているという。
