国会は先週、岸田首相の所信表明演説と各党の代表質問が行われたのに続いて衆院予算委員会で基本的質疑が行われ、与野党の論戦が始まった。序盤の論戦では物価高対策が1つの焦点になっている。政府・与党が検討する減税と給付の経済対策について自民党の萩生田政調会長は「最終的な目標はデフレからの完全脱却、そこにたどり着くまで賃上げを継続的に底上げしていく」などコメント。立憲民主党の長妻政調会長は「減税の実施が来年の6月というのは遅い。給付の方が年内にできるので非効率なことは考え直してほしい」などコメント。衆議院予算委員会はきょう基本的質疑が行われ、あすとあさっては参院予算委員会で質疑が行われることになっていて政府・与党が検討する経済対策や旧統一教会の被害者救済への法整備などをめぐって与野党の論戦が続く。