昨日午前10時ごろ岩手県奥州市でクマが住宅の敷地内の倉庫に入り込んだまま出てこないという内容の通報があった。警察によるとクマは体長1m50センチほどで警察官が駆け付けたあとも倉庫に入ったまま出てこないということで警察や市の職員、それに地元の猟友会などが警戒にあたるとともに周辺の住民に注意を呼びかけている。ケガをした人はいないという。倉庫の中にクマの食べ物になるようなものは保管されていないということで市や警察などで今後の対応を協議し、麻酔銃の使用なども検討しているという。また、岩手県内では昨日午後雫石町南畑で89歳の女性が自宅の玄関前で倒れているのを夫が発見し通報した。女性は駆け付けた夫にクマに襲われたことを伝えたという。女性は顔や首にケガをして病院に搬送されたが意識はあるという。警察によると自宅の庭には柿の木があり、夫は数日前からクマを目撃していたという。女性を襲ったクマはその場から離れたとみられ、警察は周囲に注意を呼びかけている。