ワールドカップの激闘から半年。宿敵中国戦で24得点を挙げ勝利に貢献した馬場雄大。その夜、父・敏春から「雄大今日の中国戦は素晴らしく良かった。これからも頑張って結果を出して行こう!」メッセージが届いた。敏春は今、週に一度地元の子どもたちにバスケを教えている。鬱屈した思いを抱き続けてきたバスケ。70歳を前に再び夢を持てるようになった。4月5日、東野智弥は亡き友、西俊明の命日に墓を訪ねた。好物の牛乳とあんパンを供えパリオリンピック出場を報告。誰よりもバスケに誠実だった西さん。その夢は二人のチームメイトを突き動かし日本のバスケを変える大きな力となった。興奮と熱気に包まれるBリーグ。パリ出場を決めたあと観客数は129万人も増えた。佐古賢一さんは今、愛知シーホース三河のシニアプロデューサー。Bリーグが盛り上がれば日本はさらに強くなる。そう信じて走り続けている。