合鍵事件について紹介した。通常、家の鍵に刻印されている「鍵番号」からネット注文などで合鍵を作り、侵入するというもの。鍵番号はそもそも合鍵を作るためにある。かつては金物屋で同じ型の鍵を削って複製するのが一般的だったが、90~00年代に特殊な工具で鍵を開ける「ピッキング」による窃盗事件が相次いだことから、鍵メーカーはセキュリティ性の高い「ディンプルキー」などを開発した。ディンプルキーは精度が高い反面、店頭で合鍵が作れないことが多い。そのため、メーカーに番号で発注するようになった。これが悪用されている。今回はこうした「セキュリティー」に関する話題をお送りする。