研究についてノーベル賞選考委員会は「2人は1世紀以上にわたる化学の謎に対する答えを示した。誰もこの偉業を達成したことはなかった」と話した。ノーベル化学賞「そ合反応」とは、人間などの生物や物を形作る分子の話で自然に依存する物質の分子は鏡写しのペアであるものが多い。重ねても一致しないが鏡写しになっている構造。人間や動物や植物は左手型のアミノ酸で構成されている。これが長年の謎だったが、そ合さんは90年代から繰り返し実験し、1990年に不斉自己触媒反応が起きることを初めて確認した。1995年の実験では左手型が52%、右手型が48%が自己増殖反応により偏りが87%まで高まることを示した。2003年の実験では左手型51%、右手型49%がわずかでも片方に偏りがあると自分自身を触媒にして増え、99.999%反応を繰り返すと割合の大きい方の型がより増えたという「そ合反応」を実現した。医薬品にも活用ができ、必要な片方だけを作ることができ、新薬を作るときにコストダウンにもなるし安全面でもとても有効だという。
