花粉を持ち帰らない対策について、日本医科大学大学院・耳鼻咽喉科教授・大久保公裕は、「静電気による衣服への花粉の付着にも注意が必要」とコメント。疑似花粉を使って静電気が発生した髪に花粉がつくかを検証した動画。乾燥している髪にブラシをかけると、静電気が発生。髪に花粉が吸い寄せられているのがわかる。潤っている髪の場合、ブラシをかけても髪の広がりは少なく、静電気の発生が抑えられるので、髪への吸い寄せはほとんどみられない。静電気が発生しやすいコーディネート：ナイロンのタイツにポリエステルのスカート、ポリエステルのシャツにウールのアウター、ウールのニットにポリエステルのコート。静電気が発生しにくいコーディネート：綿のシャツにポリエステルのコート、綿の長袖Tシャツにポリエステルのフリース、ウールのニットにウールのマフラー。どこで静電気が発生するか→かばんとこすれる部分。上半身より動きの大きい下半身の方が静電気が発生しやすく、花粉が付着しやすい。
舌下免疫療法とは、普段からスギ花粉の成分を取り込むことで、アレルギー反応を抑える療法。アレルギーの根治が期待でき、5歳から治療を開始できる、保険適用の治療。服用方法：舌の下に薬を置く、薬が溶ける→そのまま1分待つ→つばを飲み込む。治療期間は3〜5年。今から始められるかについて、日本医科大学大学院・耳鼻咽喉科教授・大久保公裕は、「舌下免疫療法は花粉症の季節になってしまうと治療開始はできない」とコメント。どこくらいで効果がでるのかについて、日本医科大学大学院・耳鼻咽喉科教授・大久保公裕は、「治療期間は3〜5年だが、早い人だと投与開始3週間で効果が出ることも」とコメント。花粉症は治るかについて、日本医科大学大学院・耳鼻咽喉科教授・大久保公裕は、「スギ花粉症患者の約8割が改善し、約3割が治る可能性がある」とコメント。