「臨床のスピカ」（U−NEXT）を紹介。著者・前川ほまれは看護師として働きながら2017年に「跡を消す」（ポプラ社）でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。「藍色時刻の君たちは」（東京創元社）で第14回山田風太郎賞を受賞するなど現代社会で生きる人たちの心の痛みについて描いてきた。最新作「臨床のスピカ」では病院で治療する患者に寄り添う介助犬をテーマに描いている。介助犬のスピカと看護師であり犬の責任者の遥が様々な病を持つ患者とその家族に寄り添っていく物語。