長野・軽井沢町では、クマを追い払うベアドッグで学習放獣が行われている。学習放獣とは、捕獲したクマに人間の怖さなどを覚えさせてから山に返す取り組み。捕獲したクマの檻を棒で叩いたり、熊よけスプレーを吹き付けることで恐怖心を芽生えさせる。軽井沢では、人の生活圏での人身被害は2010年以降ゼロ。しかし今年はクマが多すぎることで課題が浮かび上がってきた。県は人や農作物への被害がないなら原則放獣する方針だが、対策会議でも人里でおいしいものを食べ味を覚えてしまうので、お仕置きして戻してもまた出てくるのではと指摘していた。