鳥インフルエンザの感染拡大が続き、“価格の優等生”である卵の価格が高騰している。卵の卸売価格(東京/Mサイズ1kg当たり)によると今月6日225円→きのう260円に上昇→きょう275円。過去最高額は、おととし4月、5月の350円。価格高騰の理由は鳥インフルエンザの拡大に加えてニワトリの「夏バテ」。農林水産省によると記録的な暑さでニワトリが弱り産卵率が低く、サイズも小さくなり供給量が落ちたことで卵の価格が上がった(朝日新聞による)。江藤拓農林水産大臣は生産者に対して「早期の通報、消毒の徹底、再点検」を呼びかけた。卵の出荷が減らないよう鳥インフルエンザ未発生地域の生産者にニワトリの飼養期間の延長を呼びかけている。一般的に1年半〜2年の間、卵を産ませる(JA全農たまご)。鳥インフルエンザのヒトへの感染はない。感染した卵や肉は流通せず、感染した卵や肉を食べても感染しない、適切な加熱処理でウイルスは死滅する。