農林水産省は、備蓄米の放出について、今月10日から12日にかけて入札を行うと発表した。入札の対象となるのは備蓄米として保管されている2024年産10万トン、2023年産5万トンで、銘柄は新潟県産「コシヒカリ」や宮城県産「ひとめぼれ」、秋田県産「あきたこまち」など。今月10日~12日にかけてJAなど事前に資格を得たコメを集める業者を対象に入札が行われ、落札先が決まる。農水省などによると銘柄は外食など向けの業務用と一般家庭向けで偏りがないように選んだという。早ければ今月下旬からスーパーの店頭や飲食店に出回る見通しだが、専門家からは効果は限定的との見方も出ている。