アメリカ・トランプ大統領が1セント硬貨の製造中止を財務長官に命じたとSNSで発表した。理由は製造コストで、トランプ大統領は1枚あたりの製造コストが2セントというのは無駄遣いだと主張している。日本で週に何回、硬貨を使うかを街で50人の方に聞いたところ「週に1回」が一番多くて13人。「週に3回以内」まで広げると合計35人と全体の7割ほどになった。日本では造幣局が貨幣の製造コストを公表しておらず、理由について「国民の貨幣に対する信任を維持するためや、貨幣の偽造を助長するおそれがあると考えられる」という。専門家によると一円玉を製造するコストは3円程度かかるという。街の人からもコストやキャッシュレス化が進んでいることで一円玉不要の声が聞かれた。現在の硬貨の流通枚数はおよそ851億枚。うち364億枚ほどが一円玉。一円玉の製造枚数が最も多かったのは1990年。1年間で27億枚以上が製造されていた。一方、ここ数年最も多かったころの5000分の1程度50万枚程度で推移している。第一生命経済研究所・首席エコノミスト・永濱利廣は「将来的には1円硬貨の廃止や新たな活用方法の模索がさらに進む可能性がある」とコメント。