トランプ大統領は気に入らなかったり、自身にとって不都合だと思った言論に対して厳しい批判を繰り返している。それは報道だけではなく、今年5月にアメリカのCBSテレビ「ザ・レイト・ショー」が33年の歴史に幕を閉じた。CBSは財務上の判断と説明しているが、司会者でコメディアンのスティーブン・コルベア氏はトランプ氏に批判的な発言で知られていた。トランプ氏はSNSに番組の打ち切りを歓迎し、生成AI動画まで作成して投稿した。トランプ氏は「終わりの始まりだ」とし、他番組の打ち切りも示唆した。また報道機関や記者に対する圧力も引き続き強めている。トランプ氏は第一次政権のときからメディアを国民の敵と呼び、戦略的に闘う相手と位置づけることで、批判をそらしてきた。二次政権発足後は一層その手を強めている。実際、テレビ局に放送免許剥奪など示唆して圧力をかけるにとどまらず、名誉毀損で巨額の損害賠償を求める裁判を起こしたり、最近では記者に対して証言を求める召喚状を出したほか、FBIが記者宅を家宅捜索したこともあった。こうした状況に専門家は警鐘を鳴らしている。アメリカでは「異なる政治的思想に国民が寛容ではなくなった」と7割が答える世論調査結果が出ていて、増田さんは「私自身今回で3回目となるアメリカでの生活を送る中でこれは政治世界に限ったことではなく、アメリカ社会全体で異なる意見や言論に対して寛容さが失われていると感じる」と話した。
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