今日、ビール系飲料の税率が改定される。ビール系飲料は麦芽の比率などによって税率が異なっており、発泡酒や第3のビールの普及に伴って税の公平負担の観点から将来的に税率を一本化しようと2020年から段階的に税率の改定が行われている。今日行われる2回目の改定では350ml換算でビールが63.35円に引き下げられる一方で、第3のビールは46.99円に引き上げられ発泡酒と同じになる。これによりビールと第3のビールの税率差はこれまでのほぼ半分に縮まる。3年後の2026年に予定されている3回目の改定で3種類全て350mlあたり54.25円に一本化される。酒税は工場から出荷された段階から課税されるため、小売価格にどこまで反映されるかは不透明だが、消費者の酒の選び方や企業の販売戦略に影響を及ぼす可能性もある。