崔真淑さんは金価格について「戦争であるとか地政学リスクが高まると先行き不透明感が高まることから安全資産を変えたいというニーズが高まる。過去何度もゴールドは安全資産とみなされ買われることがあった。ゴールドが安全資産とみなされる理由は普遍性にあると思っている。ゴールドの普遍性は品質が保持されやすいことだと思う。たとえば100年前のシルバーが現状を保つのは難しい。しかしゴールドなら品質を保持しやすい。さらにダイヤモンドのように人工的に作れないのも強みの1つ。有事のドル買いも起こるはずだが、今回は起きていないのも注目すべき。ドルは世界で最も取引される通貨、貿易でもメインとして使われる通貨。地政学リスクがあるとドルを持とうという動きになるが今回はゴールド1強という動きが出ている。アメリカの先行きを心配している投資家がいるのではないかと思う。OPECや南米の一部の国ではドル依存をなくしたいと人民元での決済を始めたり、共通通貨を作ろうという動きも出ている。さらに中国やインドの台東からアメリカ1強状態が続くのか心配する投資家も出ている」などと述べた。