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「鉄火巻」 のテレビ露出情報

八ヶ岳南麓に広がる山梨県北杜市。高原リゾートとして移住者にも人気のエリア。一方で、高齢化率は全国平均より高く、人口の4割が高齢者。定年後の終の棲家として移住する人も多く、ひげじいこと中村三郎さんも大手自動車ディーラーの定年を機に神奈川県から移り住んで18年。ひげじいの活動は、訪問型サービスDという移動支援。きっかけは、近所の高齢者が外出もままならないのを見かねてのこと。送迎は片道500円。ガソリンや車の維持費を考えるとほぼ実費。運転歴は約50年。現在は無事故無違反のゴールド免許。この日の利用者は、白内障の診察のため長野県の眼科に送る。九州から移住した女性は、環境に惚れ込んでのことだった。検査待ちの間も付き添っている。送迎以外にも、1人暮らしの高齢者の見守り活動も行っている。自宅を開放した無料カフェは、現在送迎が忙しく休業中。正拳突きで上半身を、スクワットなどで下半身を強化。毎朝5時からのルーティン。トレーニングを終えると朝食を準備。ヨーグルトや野菜を中心に朝はたっぷりとる。東京から移住したという女性は今年で12年になる。おしゃれをしての外出は楽しみの1つ。送迎の合間にご馳走になることもある。別荘地に住む1人暮らしの男性の送迎のために未舗装の林道を進み迎えに行く。20年前に移り住んだという男性は、糖尿病の治療のため市内の総合病院に送る。男性はミュージシャンで、現役時代は歌番組の生演奏を担当していた。持病のため視力が落ちている男性を誘導。男性を送り届け、今度は保険証を預かって病院に向かう。基本往復千円だが、年金で食べてて大変だろうからと余分にはあまりもらいたくないという。
雨の日、転倒防止の声掛けが大切だという。夫婦で終の棲家にしようと建てたひげじいの自宅。妻は2022年7月に他界。それまでの8年間を自宅で介護していた。ひげじいの髪型は、介護に追われ髪を切る時間が惜しくて後ろに結んだのが始まり。自動車ディーラーに勤めていたひげじいを支え、第二の人生を2人で歩もうとした矢先、脳梗塞を患った。闘病中の豊子さんが書いた感謝状には「いつもありがとう」などと書かれていた。療養先で撮った写真など、2人が映った写真はわずか2枚しか残っていない。ひげじいは死ぬつもりでいたから自分の写真はいらないと全部処分してしまったという。それは介護疲れからきていたなどと話した。だがふと自分が死んだら女房どうするんだろうと考えて、そこで元に戻れたという。夢の老後移住もいつかは終わる日が来るとひげじいは言う。長らく送迎していたという女性は、夫に先立てれて一人暮らしを続けてきたが、持病が悪化し娘が住む岡山の施設に入ることを決めた。よく来る電話がなくなってしまうのでさみしいという気持ちがあるなどと話した。ひげじいは「先輩たちは私の先生。自分もそうなるかもしれない。でもまだ続けたい。自分自身が安全に送迎できればいくつになってもお手伝いしたい」などと話した。免許更新の時期、後期高齢者のひげじいには認知機能検査が加わる。

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