福島の山の中にたった1人で暮らす五十嵐恵子さんを取材。38歳の時に趣味の登山で出会った夫・敏雄さんと結婚。東京・銀座で働いていた恵子さんは、慣れない山暮らしや育児ノイローゼでケンカすることも度々あったという。結婚4年目のある日、役場に出勤した敏雄さんは昼休みに一時帰宅。機嫌が悪かった恵子さんは「カップラーメンでも食べたら?」と冷たい対応をしてしまった。再び仕事へ行った敏雄さんは帰り道で交通事故にあって帰らぬ人となった。50歳だった。長男は3歳、次男は8か月で悲しんでいる暇はなかった。当時のこの地域には保育所がなく働きに出ることはできなかった。そんな状況で子育てと両立できる仕事を見つけたという。
