愛知県に愛西市に住む飯岡さんは妻の綾乃さんを亡くした。去年11月、市内の集団接種会場で4回目のワクチン接種後に容体が急変し接種から5分後、嘔吐などの症状がみられ心肺停止になり死亡した。綾乃さんはアナフィラキシーを起こしたのではないかと考えた飯岡さんは医師らが治療薬を投与せず適切な対応だったのか疑問をいだいた。市などに情報公開を求めたが開示された資料は黒塗りであった。おととい、愛西市が設置した医療事故調査委員会が調査結果を公表しアナフィラキシーを起こしていた可能性があるとし、アドレナリンを注射しなかったことは標準的ではなかったと結論づけた。委員会は再発防止策としてワクチン接種後に患者が呼吸困難を訴えた場合、アナフィラキシーを想定しアドレナリンを注射することなどをあげた。飯岡さんはワクチンを安全に打てる環境を整備してほしいと再発防止を求めている。