夜空を彩る大輪の花。きのう新潟県で「長岡まつり大花火大会」が行われ、今年も見る人の心を打った。直径650メートルの長岡名物「正三尺玉」に打ち上げ約2キロに及ぶ「復興祈願花火 フェニックス」など圧倒的なスケールを堪能できるのが魅力。この花火大会には太平洋戦争中の長岡空襲で亡くなった人を追悼する平和の願いが込められているという。長年親しまれてきたこの花火大会だが、コロナ禍以降運営に”ある変化”が起き始めている。それが観覧席の全席有料化。1人1,000円の自由席から2万円を超える定員6人のマス席まで様々な観覧席が用意された。去年は新型コロナ対策として見物客の連絡先を把握するために行ったものだが、今年は4年ぶりの規制なしでの開催。無料に戻すこともできたと言うが、あえて有料にすることを選択したという。全席有料にしたことで並ぶ必要がなくなり、雑踏事故の防止にもつながったという。
住所: 新潟県長岡市大手通2-6