原爆投下から78年となった長崎。ことしは、平和祈念式典が縮小され、街の様々な場所で、祈りが捧げられた。平和公園を訪れる人もいて、原爆が炸裂した時刻に合わせて、鐘を鳴らしていた。式典では、被爆二世の長崎・鈴木市長は平和宣言で、6年前に亡くなった被爆者・谷口稜曄さんの「忘却が新しい原爆肯定へと流れていくことを恐れる」などとの言葉を紹介した。谷口さんは、戦後の被爆者運動を牽引した。亡くなる前の月には、被爆者が1人もいなくなったときに、どんな世界になっていくのかがこわいなどと話していた。鈴木市長は、核抑止への依存からの脱却を決断すべきであるなどと平和宣言した。岸田総理大臣はビデオメッセージで、核兵器のない世界に向けた国際社会の取り組みを主導していくなどと述べた。ことし、被爆者の平均年齢は85歳に達した。さきほど、岸田総理は、今月中にも、被爆者団体と面会する方向で調整したいなどと話した。
住所: 長崎県長崎市岡町8-20
URL: http://www1.cncm.ne.jp/~hisaikyo/
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