撮影3日目、雨は上がった。駅の前に、ひとりの少年が立っていた。友達を待っているのだという。月曜日だけどきょうは振替休日で中学校はお休み。友達3人で電車に乗って、隣町に遊びに行く。3人の中に、3年前に親の仕事の都合で引っ越してきた神奈川県出身という男の子がいた。島原での生活にも慣れた模様。お昼前、一組の親子がいた。大きな風船を持っている。4歳の誕生日のために、「4」の形の風船を持っての写真撮影に来た。大きくなったときのために小さいときの思いでを残してあげたいとのこと。黄色いハンカチには「楽しい生活が送れますように。」と書いた。続いて、孫を車で送りに来たという女性に話しかけた。9年間、送り迎えをしてきたのだという。女性は、孫が大きくなったら送り迎えはしなくていいため楽にはなるが、寂しくもなると語った。最後に出会ったのは地元の女子高校生。ここからの眺めで、朝からめっちゃいい気分になるという。