AIで業務効率化を進めている長野市民病院。例えば外来の診察。症状を聞く医師だが、メモを取っていない。その理由は会話の音をマイクで拾ってAIが即時に文字にしてくれる。約10秒でカルテ用の内容に要約。さらに患者への説明文も生成。他にも入院中の電子カルテのデータを所定の書式にまとめる「退院サマリー」の作成。これまで患者1人あたり約10分~1時間かかっていたが、AIが組み込まれたシステムでは約30秒で出力。確認を含めても数分で終えられるようになったそう。草野上席副院長は「残業時間としては10%弱削減できている。その全てとは言わないが一定の割合の貢献はAIがしている」と話した。長野市民病院では2023年に生成AIと電子カルテを連携させた独自システムを構築。現在は職場ごとのニーズに合わせ、50以上のAIアシスタントが使われている。現場へのアンケートでは各業務の所要時間が数分~数十分短縮されたという声も上がっている。その結果、1年間で短縮できた時間の合計は5472時間。乗務職員3人分に相当。医師・看護師・薬剤師など幅広い職種からAI活用に積極的な約50人をデジタルアンバサダーに任命。月2回、活用法を相談・研究しているそう。草野上席副院長は「患者さんに向き合う時間が増えたり、削減した時間で自己研鑽したり、医療の質の向上に役立てば良いなと思う」と話した。
住所: 長野県長野市大字富竹1333-1
URL: http://www.hospital.nagano.nagano.jp/
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