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「闘病記フェスティバル 患者の語りを紡ぐ」 のテレビ露出情報

去年12月、大阪市内に闘病記ばかりを集めた図書室がオープンした。出版社を経営する金井さんは闘病記を作るとともに全国から本を集め、図書室の本は1200冊にもなっている。図書室は電話による予約制で、金井さんは訪れた人の話を聞き、支えになりそうな本を紹介する。金井さんが忘れられない1冊「病院を出よう!」は抗がん剤治療の影響で心臓が弱り、心臓移植を待つ女性の物語だ。著者の平美樹さんは約20年前に当時の心境を書き残したいと金井さんのもとを訪ね、一緒に闘病記を作った。その後、平さんは病気を克服し、金井さんらとともに闘病記を広げる活動をしている。
金井さんは現在も闘病記を1冊ずつ増やしており、ランゲルハンス細胞組織球症を2歳のときに発症し、闘病を経験した福岡渉さんも闘病記を書いている。金井さんたちには読者のことを考えて、医療情報に間違いがないかを治療の記録やリサーチを元に念入りにチェックし、周りの人との関わりを描くことを大事にしている。闘病記を知ってもらうため金井さんは各地に足を運び、必要とされる人がいるなら読んでほしいと、闘病記という選択肢があることを伝えていく。金井さんは闘病記の展示や著者の体験を語る催しを今月28日から30日まで上本町の百貨店で予定している。

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