看護師・中嶋さんのお宝は「豊臣秀次の書」。
豊臣秀吉は甥の豊臣秀次を出世や勢力拡大に利用。宮部継潤を味方につけるためまだ4歳の秀次を養子という名目で人質に出した。宮部が秀吉の輩下に入ると秀次は三好康長の元へ再び養子に出された。信長自害後は秀吉の家臣団の一人に迎えられた。教養豊かだった秀次は朝廷や公家の接待役としても重用された。天正19年、秀長の病死と鶴松の急死で秀吉は秀次に関白の座を譲った。しかし文禄2年、秀頼誕生で秀吉は秀次を説得したが秀次は決して頷かなかったという。文禄4年、秀吉に対して謀反を企てているという嫌疑をかけられた秀次は関白の地位を剥奪され高野山へ幽閉された。ほどなく秀吉の命により秀次は切腹。さらに秀次の正室や側室、その子どもまで処刑した。