青山学院大学5区の若林宏樹も特別な思いを本番を迎えていた。1年の時に箱根デビューを果たした若林。2年ぶりの総合優勝に大きく貢献した。しかし前回大会、チームの主力として期待された若林は「どうしても勝ちたい気持ちが空回りして、2時間しか寝られない日が2~3日続いて熱が出て体調を崩した 1月1日の朝 正直に伝えた」という。優勝を逃した青山学院大学。失意のどん底にいた若林を奮い立たせたのは「1月3日にお疲れ様会 そこでみんなが体調大丈夫と心配してくれた」というが美穂さんは「原因はお前だしょ お前が走っていればよかった」と言ったと言い、この悔しさを忘れないでほしいのであえて活を入れたという。しかし5区では18年ぶりとなる雨。気温も下がり若林の体に異変が。最後の力を振り絞り、フィニッシュ地点へ。若林は区間2位ながらこれまでの区間記録を上回る好タイムでリベンジを果たした。この姿に美穂さんも涙。と喜んでいたが「18秒差、うわー若林もうちょっとがむしゃらに走れよ そこダメ出しをしないといけない」などと語っていた。往路を終えて原監督が思った優勝確率は100%。