歴史的に重要な文書や絵画などの保存を目的とするユネスコの世界の記憶に観世宗家伝来世阿弥能楽論の「風姿花伝」を新たに推薦すると文部科学省が発表した。風姿花伝は日本最古と言われる能の演劇形式を大成させた世阿弥が言語化が困難な身体芸の魅力を花にたとえ、演技論・作品論などの演劇論を初めて文章化したもの。風姿花伝は15世紀前半に書かれ、観世宗家に代々継承されてきていて、現存する演劇論の著者直筆本としても世界最古とされている。今月末までにユネスコに申請書を提出し、審査を経て2027年春頃には登録可否の決定が見込まれている。
