備長炭焼きうなぎ『宇奈とと』。炭火焼きの鰻が安く食べられる。お高いイメージの鰻が安い!早い!うまい!ということで15店舗だったお店が2~3年で一気に増えて100店舗超え。中国産の鰻を年間210トン大量に仕入れることでコストをぐっと下げることに成功。さらに手間がかかる下ごしらえを鰻処理用の工場を造ることで捌き・白焼き・蒸すをまとめてできるように。お店の手間を減らすことで人件費のコストもダウン。鰻の味の決め手となる最後の本焼きにはオリジナルの網焼き器を使用。皮が引っ付きやすい鰻も簡単にひっくり返すだけ。持ち手が熱くならないように焼き網を焼き台より大きめにして作ってあるそう。早さのヒミツは厨房の作りにある。焼き場・ご飯・サイド・漬物・汁物と2メートル以内で全て手に届くような設計に。焼く人がベストのタイミングですべての盛り付けができる。キッチンとホールを合わせて最低3人いれば見事に対応できる。他にも面白いやり方で店舗を増やし100店舗超えを実現。元々は「オオギヤ」という焼き鳥屋さんチェーンだったのを宇奈ととの鰻も出す焼き鳥屋さんにモデルチェンジ。焼き鳥屋さんと鰻屋さんは相性抜群。炭火焼きの台があるから鶏と同じ場所で鰻も焼ける。宇奈とと側は下ごしらえした鰻を提供して儲かりブランド宣伝にもなる。オオギヤも焼き鳥だけだと少ないお昼のお客さんを鰻丼や鰻重で呼び込むことができる。コラボ店が好調で元々オオギヤだった30店がこのスタイルに。そして看板に「宇奈とと」を掲げるお店が100店舗超え。