来週パリパラリンピックが開催される。視覚障害がある人の競技・ゴールボールでの活躍が期待されている鳥居陽生。神奈川・小田原市出身で幼い頃から野球に打ち込み甲子園を目指していた。しかし高校1年生の時に視界の中央が欠ける難病と診断され甲子園への夢は絶たれた。ゴールボールを始め、野球で培った体力や投球技術を生かして初めて2年で国際大会に出場、パリ大会の代表に選ばれた。今はボールの投げ方の種類を増やすことに取り組んでいる。母・千香子は「ゴールボールで生きる希望が見えたことがいちばんうれしかった」、鳥居は「金メダルを獲得して母にかけてあげたい。世界の舞台に立っても自分らしさを見せてあげたい」と話す。