台風7号への備えが各地で進められている。5年前の台風15号で大きな被害を受けた千葉・南房総市の山あいの集落では、住民が停電や孤立を想定して備えを進めている。2019年の台風15号による強風で住宅の一部に被害が出たほか、集落につながる道路が塞がり停電も数日間続いた。同じような被害が起きるおそれがあるとして、自主防災組織の人たちが災害時に拠点として使う建物で停電した際の熱中症対策や食材の保冷に使えるよう氷を準備したり、備蓄している水や食料の確認をしたりしていた。自主防災組織「かわせみ」・芳賀裕事務局長は「最低限の生活ができる仕組みを作るのが目的」と語った。千葉・鴨川市の寺では台風の接近を前に3000本の竹灯籠をライトアップする催しが予定を早めてきのうまでで終了となり、けさ片づけが行われた。