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「鵞流峡」 のテレビ露出情報

源流川が流れる伊那谷がある飯田市。全国的に問題となっている放置竹林は伊那谷にも広がっている。驚異的に森林を飲み込み、自然の生態系を崩す。その影響は宅地や畑にまで侵食していて竹害とも呼ばれている。可過疎と高齢化が進む地域では手がつけられなくなっている。曽根原さんはNPO法人のいなだに竹Linksの代表理事。地域の厄介ものとされる放置竹林の整備などを指導している。今から10年前、曽根原さんは天竜川の川下りで船頭をしていた。景観を壊し、ゴミの不法投棄の温床にもなっていた放置竹林。船から見ていた景色に危機感をつのらせたのが原点だった。一人で始めた竹林整備は船頭をやめてそれに専念することに。
全国の大学生ボランティアが飯田に集まって竹林整備が行われた。整備は2019年から始まり年に3~4回。北は山形から長崎まで50人以上が集まったが、。中には10回以上きている学生も。最終日には地域住民との交流会も開催。曽根原さんが考案したのは竹をバーベキューの網のかわりにする竹やきバーベキューは竹の水分で肉がふっくらになり、そのままも燃やせるのでゴミにもならない。さらに竹づくしご飯は竹にご飯を入れて作ったもの。自宅でも竹のことばかり。その真っ直ぐな生き方に家族は少し呆れ気味だという。
食べられないとされてきたものを食べる。曽根原さんが見つけた逆転の発想が国産メンマ。筍と呼ばれる時期を過ぎて1.5mから2mにまで育った幼竹がメイン。大学生ボランティアも助けにきたが幼竹の収穫期間は一ヶ月で一日に40センチも伸びるのであっという間に竹になるのでお宝が厄介者に。一口サイズに切った幼竹は一口サイズにカットして茹でてアク抜きに。この日、大学を卒業してボランティアを終えてからも関わりを続ける人々がいた。静岡県にやってきた曽根原さん。静岡市の山林は山全体に竹がはびこっている。温暖な地域では成長スピードが早くどうしようもなくなってきている。竹に覆い隠された木々は太陽の光を遮られ枯れていく。竹は他の植物を飲み込んでしまう。竹林をお宝にかえる活動の共感する仲間が全国にいる。メンマ作りは全国に広がり、2024年は600キロを加工し、300万円以上の売り上げに。

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