花粉症と言っても様々な症状が出る恐れがある。日本医科大学大学院の大久保教授によると、まず症状には2つの段階がある。第1段階はくしゃみや鼻水、目のかゆみなど一般的な花粉症の症状。アレルギー反応として体内に入ってくる花粉を外に出そうとして免疫が頑張っているときの症状。第2段階で現れてくる症状として、微熱、口内炎、全身倦怠感、口周りの腫れ、喘息、皮膚のかゆみなど。アレルギー反応が強くなるとこうした症状が出る人がいる。第2段階の症状がいきなり出ることは少ない。だが第1段階の症状が比較的弱く、第2段階の症状が出ることもあるという。乾いたせきの場合、花粉症のことも。アレルギーのためハウスダストや化粧品などによるものの可能性もあるので、きちんと検査をした方が良い。最新の治療法が出てきている。粉末タイプの点鼻薬、貼り薬、皮下注射「オマリズマブ」などの治療法があるという。保険適用があるが、費用はその症状や注射の頻度によって自己負担の金額に幅がある。