フカヒレ、アワビ、北京ダックを販売して22年で大阪フカヒレ専門のレストランも構える中華食材の専門店日本橋古樹軒のふかひれ煮込みトリュフソースがお題である。フカヒレの産地は宮城県気仙沼産のもので希少価値が高いモウカザメの尾びれの部分を使っている。2週間乾燥させるとフカヒレの食感が良くなる。味付けは2種類のだしである。ホタテの干し貝柱と金華ハムで作っただしでイタリアのプロシュート、スペインのハモン・セラーノに並ぶ世界三大ハムの一つで旨味の塊で高級中華のスープにはかかせない。2つ目のスープは丸鶏とタマネギで提携している養鶏場の丸鶏を5時間に出しタマネギを加えて煮出す。2種類のだしで味に奥行きを付け、醤油などでとろみをつける。イタリア産のトリュフを1mmで刻んでいて、細かいほど香りが引き立つ。生クリームでコクと深みを出している。白トリュフオイルで追いトリュフをし冷凍しても繊細な香りを残す。フカヒレを加え完成である。