台湾の安全保障の専門家は花蓮空軍基地に関して「中国の台湾侵攻の反撃拠点、花蓮空軍基地には地下基地も配備され、戦闘機を隠し最初に行われるであろうミサイル攻撃を耐え忍ぶ。実際には200機ほどの戦闘機が格納可能で、有事には各地から戦闘機が集結する。想定されるミサイル攻撃を凌いだあとで、200機が一気に発信する。200機を一気に発信させるのは高い管制技術が求められるがそれが可能な人員が配されている」とした。中国軍と台湾軍の航空戦力の規模は6倍の差があるとされるが、アメリカが最新型の戦闘機を供与したこと、その戦闘機をアップデートし最新の状態にしていることなどもあり戦闘力はかなり高いのだという。また中国としても有事であっても兵力の全てを台湾に向けることは出来ず、それらを鑑みても6倍の差にはならない。しかし中国優位は変わらず、有事の際にはアメリカの支援が重要になる。有事の際に台湾は独力でどれだけ「耐える」ことができるのかが焦点となる。年明け、台湾は総統選挙、立法院選挙を控えており、この結果如何で台湾の政局は大きく変化する。中国の侵攻が起きないようにすることがベストだが、それを想定しておくことが大切になるという。