バスケットボール男子日本代表キャプテン富樫勇樹。21歳で日本人2人目のNBA契約を果たし、BリーグではシーズンMVPに輝くなど大活躍。日本人初の1億円プレーヤーに。今季には歴代最多となる7年連続ベストファイブに選出されるなどバスケ界のレジェンドとして君臨。25日から始まるW杯で17年ぶりの勝利へ向け司令塔としてチームをまとめる。バスケの日本代表メンバーは集まってからメンバーが落ちていく。代表合宿は17人招集も代表選手は12人。野球やサッカーなどは代表に選出されたメンバーが招集されて一緒に練習する。連日ライバルと戦う?との質問には「台湾戦の初戦でライバルの選手がベンチで一緒に盛り上がっていた時はライバルがシュート落とすのを願うのではなく刺激として高いレベルで争っていると感じた」と話した。日本代表の平均身長は193.0センチ。冨樫選手は167センチと代表招集メンバーで最も身長が低い。小柄な冨樫選手の持ち味は卓越したスピード。さらに3ポイントの決定力。3ポイント通算成功数800本というBリーグ史上初の大記録を達成。身長差がある中で得点を稼ぐ最大の武器であり、練習でもひたすら3ポイントを確認する姿が。2年前の東京五輪ではNBAプレーヤー八村塁・渡邊雄太などを要し期待されるも結果は予選ラウンド3戦全敗。そこで白羽の矢が立ったのはバスケットボール女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督。新たな指揮官を迎えたチームの雰囲気について「厳しい監督で怒るんですけど怒られる理由を理解できる。トムさんが男子代表に就任して初めての合宿の時に2人で話している時にキャプテンの話をいただいた。一緒に成長しながらこのチームをまとめてほしいと言われたので僕なりにチームがいい方向にいくように努力している」と話した。25日に開幕するバスケW杯。日本開催は17年ぶり。世界32チームが集結。対戦国について「想定している中で一番最悪なグループ。基本的には(初戦)ドイツ戦の話しかしてない。トムさんと一緒にやってきたバスケを信じて結果を出したい」と話した。