今回は地域特集月間について。9月は紀伊半島月間として和歌山・奈良・三重に関する番組を集中的に編成し魅力を発信した。紀伊半島月間で紹介した番組の1つ「Barakan Discovers Kumano：Spirit of the Forest 」。ある人物を通して地域の魅力に迫った。その人物は南方熊楠。幅広い分野で研究を続ける一方で熊野地方の自然を守ろうと奮闘したことでも知られている。ピーター・バラカンが訪れたのが鎮守の森。こうした森の中にも小さな命が息づき調和が保たれていると確信していた。憤慨した熊楠は著名な人に手紙をしたため、ある方法で地元の人達の運気を流した。足りないと感じていた熊楠は実力行使に出て拘束されることもあった。また「Small Journeys」では宝永山を訪ね、お大師様に対する地元の人々の思いを取材した。夫婦で野菜を育てる池田さんは市場に出荷するだけでなく、お大師様の元へ。高野山には田畑がないため麓で作られた野菜が届けられてきた。届けられた野菜は宿坊にとまる宿泊客に振る舞われた。