ペット市場は拡大しているが、医療が進んだことで新たに犬の高齢化などの深刻な問題が出てきている。犬の高齢化は年々進み、2022年の最新調査では平均寿命が14.76歳と過去最高例となっている。また飼い主も高齢の場合、認知症の犬などを介護できず引き取ってもらうというケースもあり、去年引き取った犬のうち、67％が高齢者からの保護だったそうだ。急に飼育ができなくなる状況への対応策として、ペット用品会社が出している「ペット見守りカード」というサービスがある。飼い主が不慮の事故や急病などで意思疎通が難しくなったときに、表面で自宅にペットがいることを知らせることができ、裏面ではペットの預かりやお世話をしてくれる代理人の連絡先や、ペットと飼い主の情報などを確認できる。
ペットの高齢化の問題について、増田さんらは「今も8歳の2匹の犬を飼っている。健康や何かあったときはすごく気になっている。わたし自身も留守がちになることが多いので友人・知人、親戚やペットシッターと交流している。」「ペットがいると元気になるということから、高齢者の健康維持という意味でもペットがいるというのは大切なことだと思う。ペットも人間も高齢化が進んでいるので、元気なうちにどうするのかをみんなが考えるのも必要。」などとコメントした。