サウジアラビアはアートに力を入れている。特に光のアートが人気の理由について。ミュージアムがオープンしたサウジアラビア第2の都市ジッダは、日中の最高気温が30度を超える日が1年を通して多く、そのため空調が利いた屋内施設に人が集まり、更に市民は気温が下がる夕方から夜にかけて活動する。夜間の光のアートが人気を集める理由の1つになっている。首都リヤドでは毎年、ヌール・リヤドという世界最大規模の光の祭典が開催され、約300万人の来場者を魅了。サウジアラビアでチームラボが受け入れられている理由について中東のアート事情を取材したウェブ版「美術手帖」・安原真広副編集長は「サウジアラビアでは偶像崇拝禁止のイスラム教の教義を厳格に守る信徒が多く、具体的な神の姿と接続しない水や花をモチーフとするチームラボの作品は受け入れられやすい。ミュージアムでは写真撮影が可能で、屋内の映えスポットは特に重宝される」という。中野さんは「工藤くんという人と仲良くしてるんですけど、工藤くんはアブダビに住んでたことがあってアラビア語を話せる。新しいことをやろうと、普通の物理空間ではできないことを、こんなことができるんだと新しい体験として感じられるというのが面白いところで、表現が分かりやすい。もし現地を訪れることがあったら見てほしいなと思う」などとコメントした。