何歳くらいまで収入を伴う仕事をしたいかという内閣府の調査では1位が65歳くらいまでで23.7%、3位は70歳くらいまでで20.0%、2番目に多かった回答は働けるうちはいつまでもというもので、22.4%となっている。前回の調査では同じ回答をした人が20.6%で、長く働きたい人が増えている。武蔵野銀行では定年を迎えた行員の約8割が再雇用を希望しているという。去年10月に全従業員の賃上げが行われた際に、再雇用の月給も同時に一律2万円引き上げた。そこから半年後の今年4月にはさらに約2万円引き上げた。武蔵野銀行は、業務が高度化・複雑化する中で定年再雇用者の果たす役割が高まってきているとしている。マイナビの調べによると、去年5月までの半年間で65歳以上のシニアを新たに採用した企業は44.8%あり、57.1%の企業が今後採用したいとしている。企業側のメリットとしては人手不足の緩和、技術の継承という点がある。渋谷区のテイクアウト専門のお茶店G-CHA&Ba-CHAはスタッフの平均年齢が73歳、最年長は80歳。こちらのお店では高齢のスタッフが無理なく楽しく働き続けられるようにルールを設けている。休みたい時に休む、楽しいから働く、疲れたらすぐ言うという3つ。接客にも特徴があり、基本的に座った状態で接客し注文は口頭ではなくオーダーシート制となっている。また忙しく人手が必要なときにはお客さんにお店を手伝ってもらう孫助っ人制度もある。35歳~59歳のミドル世代にも活躍を後押しする取り組みが増えている。この世代には1993年~2004年に就職活動をしていた氷河期世代が含まれておりキャリアプラン形成のための施策でもある。2024年度には約25万件の求人が出され約2万4000件の就職が実現した。件数が多い職種として3位は一般事務員、2位はタクシー・ハイヤー運転手、1位は高齢者施設の介護員となっている。人気の特徴をみると経験不問、選考が面接のみの求人が多くやる気があれば未経験でも挑戦しやすいというのが特徴。
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