東宝・ゴジラルームの戦略会議を取材。部署の垣根を越えて発足したゴジラ戦略会議は2019年ゴジラビジネス拡大に伴い、現ライツ事業部内に新部署としてゴジラルームが新設された。ゴジラに関わる全てのビジネス事業を統括運営し、ブランドのマネジメントとコントロールを行う。戦略・企画制作・MD(マーチャンダイジング)・ライセンスの4つのチームがゴジラビジネスの方向性と戦略を決める。大田チーフは「ゴジラ好きに偏りすぎないIPビジネスとして捉える」と語った。東宝にはゴジラ憲章と呼ばれるブランドの約束の元に定められた5つの原則、物語性・威厳・強さ・挑戦・ワクワク・ドキドキがある。去年、東宝はグローバル市場への足がかりとしてハリウッドの映像制作会社FIFTH SEASONと業務提携した。東宝は8年後に創業100年を迎える。大田チーフは営業利益1.5倍~2倍が目標。海外の売上比率を上げると語った。