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「MICKEY’s MOUSE TRAP」 のテレビ露出情報

アメリカで昨年末に著作権が失効した初代ミッキーマウス。アメリカの法令では著作権の保護期間は元々30年程度とだったが、権利者のロビイングによって延長が繰り返されたため、最終的に初代ミッキーマウスは95年にわたって保護されてきた。しかし、その著作権も失効したことで今後初代ミッキーマウスは「パブリックドメイン」という状態になった。これにより、初代ミッキーマウスを利用して新しい作品やグッズを作ることが自由に可能になる。これを受け、初代ミッキーマウスを利用したホラーゲームや映画の制作も開始されている。
国によって著作権の保護ルールは異なるが、主に欧州では本国であるアメリカでの著作権切れは他国でも自動的に著作権切れとする「相互主義」という考え方があるため、これらの国でも初代ミッキーマウスはパブリックドメインとなった。しかし、日本の著作権保護ルールは戦時加算やアメリカ作品に対する相互主義の不適用などが災いし非常に複雑なものとなっている。このため、初代ミッキーマウスの著作権が日本ではいつ切れるのか、そもそもまだ保護されているのかさえ不明となっている。このため、初代ミッキーマウスのパブリックドメイン化は日本においては限定的なものとなりそうだ。
パブリックドメインという制度は文化発展に大きな影響を与えてきた歴史があり、ディズニー自身もパブリックドメインとなった古典作品をアニメ化することで人気を博してきた。こうした背景から、著作権の失効した作品をパブリックドメイン化して新たな作品を生み出すことは重要なことと言える。そのためには日本の複雑な著作権法を簡略化することが重要で、戦時加算の撤廃や相互主義の導入などが有効な手法として挙げられるだろう。

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