ことし3月に北陸新幹線の新駅が開業した福井・越前市が、ゆかりのある紫式部をPRして観光客を誘致しようと、刃物などの伝統工芸品を紹介する催しが、東京・港区の会場「MuSuBu」で開かれている。大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部は、父の赴任に合わせて今の越前市に住んでいたとされドラマでも先月から越前が舞台となっている。会場では紫式部にちなんで薄紫の色がつけられた地酒や箱にイラストが描かれたそばなど地元の食品が販売されている。越前打刃物の包丁や金魚やこいの絵が描かれた越前和紙のうちわといった伝統工芸品や職人に教わりながら越前和紙の紙すきを体験できるブースも設けられた。越前市観光誘客課・迫下啓樹課長は「北陸新幹線開業と大河ドラマ越前編が始まる百年に一度の機会。興味を持ってもらったら、越前市に来てほしい」と語った。
住所: 東京都港区白金台4-9-19