大川さんの日経平均予想レンジは32300円~32800円。大川さんは「きょう1日は強いでしょうね。アメリカの弱い統計を受けて引き締めの継続懸念の後退、金利低下、半導体などテック株が大幅高、日本株も寄与度の大きい日経平均は強くなりやすい。統計の悪化は景気の悪化。大幅高のあとは利益確定出やすい」などと述べた。注目ポイントは『年末年始の割安株買いに備える』。大川さんは「投資家の間で年末年始に低PER株とか低PBR株とか高配当株とか割安株が強くなりやすい。12月、1月、2月はプラスに動く。年末は休暇をまたぐ都合で保有銘柄の利益確定が出やすい。年始は休暇後に投資資金を入れる状況が想定される。これまでに上昇して割高化した銘柄が売られやすい、年始には割安銘柄に資金を投じる動きが出やすい。来年以降はこれがさらに強くなりそう。新NISAが始まると個人投資家の多額の資金が流入する。個人投資家は高配当利回り株が好き。過去3か月程度で投資信託の流入額を見ると高配当ファンドが目立つ。年末年始の割安株有利と個人投資家の新NISAの高配当利回り株嗜好で今から狙い目。TOPIXで見るとPERの低さの目安が9倍、PBRの場合は0.7倍、高配当利回りは3.6%」などと述べた。