季節の変わり目ということで、インフルエンザも流行期に入ったということで体調を崩す人が増えているよう。貧血には種類が2つあり、1つは鉄欠乏性貧血で「鉄分不足が主な原因」、2つ目は脳貧血で「血圧が低下することで貧血が起きてしまう。特にこの季節、寒暖差があるので自律神経が乱れて血圧が下がって貧血につながるということもある」。きのう宮崎・西都市では夏日となる27．4℃を観測。東京でも10月下旬並みとなる21．3℃を記録した。猛暑の夏を終え、秋になっても気温の乱高下が続く中、街の声では女性たちが訴えているのは貧血の症状。きのう、クリニックの貧血外来には症状を訴え、治療を受ける人の姿が。息切れは貧血の代表的な症状だという。貧血とはどういう状態なのかについて、KKクリニック市原・津田健司院長は「酸素を運べなくなっている状態」などと話した。主な原因は、赤血球を作るために必要な鉄分の不足。秋に出る貧血の症状について、夏の暑さが原因の1つだという。35℃を超える猛暑日が続出した今年の夏。蓄積されたダメージがこの秋に出ているのではと推測する。女性の約5人に1人、男性の約10人に1人が貧血だということで息切れ、頭痛、疲労感、肌荒れなど様々な症状を引き起こすという。また厚労省によると、20代から40代の女性の約2割が貧血。診断はされていなくても鉄分不足など予備軍の状態となっている隠れ貧血の人を合わせると6割以上に上る。治療を怠ると最悪の場合心不全につながるという貧血。予備軍となる隠れ貧血を見分ける簡単な方法を紹介。寒暖差が激しい日に注意が必要なのが脳貧血。自律神経の乱れなどが引き金となる脳貧血。予防のカギとなるのが水分補給。また寝起きのときや座っているときなど急に立ち上がらず、意識をしてゆっくりと立ち上がることでも脳貧血は防げるという。鉄分不足による貧血には赤身の肉や魚に鉄分の吸収を助けるビタミンCを多く含む野菜を合わせて食べるといいという。津田院長は「貧血に当てはまる（症状）があったら最初は内科でもいいので受診してほしい。1度の採血で貧血かどうかがはっきりする」と話していた。