「TOKYOミナトリエ」は国際貿易港である東京港や多くの人々が集まる臨海副都心など東京臨海部の歴史、現在の姿、未来についてさまざまな展示でわかりやすく紹介。港湾局湾岸整備部計画課長・淺田宗に聞く。東京港港湾計画を昨年度10年ぶりに改訂。基本理念として「進化し続ける未来創造港湾東京港」を掲げ常に港の新陳代謝を進め新たな価値を創造し国際競争力が高く進化し続ける港を目指す。増加する東南アジアの貨物や世界的な船舶の大型化等に対応できるよう新たな埠頭の整備や既存埠頭の整備を進めていく。国際競争力の向上のためAI・人工知能などの最先端技術を積極的に活用するほか、機械の遠隔操作化やコンテナターミナルの一体利用などによって貨物の処理能力を向上させていく。大規模地震や台風、高潮等の災害時にも、物流機能の確実に維持する強じんな港を実現するため耐震性の高い港湾施設の拡充や電源設備等の浸水対策東京港内の道路や埠頭敷地における電柱の無電柱化に取り組む。また都民の生命と財産を守るため気候変動に伴う今後の平均海面水位の上昇などを見据えた防潮堤のかさ上げにも取り組んでいく。カーボンニュートラルの実現に向けて、水素等次世代エネルギーの導入や太陽光パネル等による再生可能エネルギーの活用を促進するなど、港湾施設の脱炭素化に向けた取り組みを推進していく。