愛媛県松山市在住の女性は、20年以上前に強迫性障害と診断され、今も症状に苦しんでいる。“ふとしたことが気になり、頭から離れない”。SHUN心療クリニック・馬場院長によると、ある研究では一生のうち一度でも強迫性障害を経験する人の割合は約100人に1人~2人程度と言われている。ただ、これは受診している限りで、実際にはもっと多いとみられている。発症の原因について特定はされていないものの、人間関係のストレス・結婚・引っ越しなど環境の変化がきっかけの場合も。女性は週1回、就労継続支援B型事務所に通う。なぜか気になってしまうという机の傷跡。作業中、何度も手を洗うことも日常茶飯時だという。給水の時には新しいコップだと頭では分かっているのに“人が飲んだものかも”という不安が。強迫性障害の現実と悩みに寄り添う友情を描いた物語「悠優の君へ」。映画は関東や近畿地方などで上映され、現在はDVDや配信サービスで視聴可能。この映画の脚本・監督を務めた福原野乃花さん。この映画は自らの経験をもとにしている。誰にも助けを求められなかった13年。20歳になって病院へ行く決意を。今はSNSで発信を続けている。福原さんは「こんなにしんどい病気なのに全然知られてないことが悔しいような気持ちもあって、もっと知ってもらえたらいいのになというのと自分の発信が誰かの何かに役に立つかもしないと思って始めた。“やりたくてやってるわけじゃない”と言うことを分かってもらえたら。もし声かけてくれるんだったら強迫っていう存在を一緒に認識してくれて“本当に嫌だよね”って共感してくれたらすごく救われるなって思う」と話した。誰もが突然襲われる可能性のある強迫性障害。身近な人たちにも起こり得るだけに病気への正しい理解が求められている。
住所: 愛媛県松山市空港通7-13-13
