世界最高峰のグルメブック「ミシュランガイド」。星の意味や匿名調査員の実態など、意外と知らないことも多いのではないだろうか。そんな謎多きミシュランガイドの秘密に迫った。今月行われたのは厳選した飲食店を紹介するミシュランガイド東京2025の発表セレモニー。厳正な審査基準を満たした掲載店舗は過去最多の507軒。ミシュランといえば、秘密裏に活動する匿名調査員の活動などが話題になることもある。そもそもミシュランはフランスの老舗タイヤメーカー。自動車が普及し始めた1900年、ドライバー向けのガイドブックとして無料配布したのが始まり。レストランが登場したのは1926年からで現在も変わらない星の意味は車での旅行を前提にしたもの。ミシュランガイドの特徴の一つが公平性を守るための徹底した秘密主義。発表前の製本作業は情報が漏れないよう秘密保持契約を結んだ、ごく一部の人しか行えない。秘密主義の最たるものが社内でも謎に包まれた匿名調査員。調査員は全てミシュランの社員だという。