国際報道 (ニュース)
アメリカ議会上院は23日、ウクライナへの追加の軍事支援を含む緊急予算案を賛成多数で可決し、与野党の対立から滞っていた軍事支援が再開されることになった。シューマー院内総務は、必要な時にはアメリカはいつでも民主主義を守ると述べた。ウクライナへの支援の一部は、返済義務がある借款の形をとるが、一定の条件のもと大統領権限で返済免除も可能。バイデン大統領は「民主主義と自由のために独裁や抑圧に断固として立ち向かうというメッセージを世界に示した」と声明を出し、24日に予算案の成立に必要な署名を行うと明らかにした。ライダー報道官は、軍事支援を速やかに行う考えを示した。ウクライナはアメリカの支援を待つ間、さらなる後退を強いられる可能性もある。ゼレンスキー大統領は追加支援が速やかに届くことに期待を示した。一方、スナク首相はゼレンスキー大統領との電話会談で5億ポンドの追加の軍事支援を約束した。イギリスからの兵器・軍事装備支援としては過去最大。